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小林よしのり
2014.4.12 11:42日々の出来事

STAP細胞がなかったら、人格否定はOKか?


いまだにSTAP細胞があるとかないとかいう結論を

出したがってる者がいる。

論文の不備だけで結論が出せるのなら、理化学研究所も

1年がかりで「再現性の実証」をやってみる必要はない

だろう。

小保方さんの人格の問題と、STAP細胞の有無の問題は、

全く別である。

 

小保方さんを擁護すること=STAP細胞がある

小保方さんを誹謗中傷する=STAP細胞はない

 

という図式は間違ってると、わしは言っている。

 

STAP細胞がなくても、わしは小保方さんの人格を

全否定しない。

なぜなら論文には権威ある共著者が名を連ね、

発表したのは理化学研究所だからだ。

何か別の細胞を、小保方さんがSTAP細胞と見誤ってる

可能性はあるが、それなら共著者の責任の方が大きい。

小保方さんは利用され、トカゲの尻尾切りされてるの

かもしれない。

 

週刊文春や精神分析医のように、小保方さんの人格否定を

根拠に、STAP細胞も否定するのは、あまりに非科学的な

態度である。

・・・と言っても、どうせネットの普及で性急になってる

大衆は、STAP細胞の有無の結論を、一刻も早く出したがり、

それを小保方さんへのバッシングに繋げたくてたまらない

んだろう。

 

小保方さんをバッシングしたい。

在日朝鮮人をバッシングしたい。

小林よしのりをバッシングしたい。

わしは耐えられるが、普通の人は耐えられないものだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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